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イントロダクション

湘南・茅ヶ崎×和エンタテインメントが送る青春群像劇が完成

『歓待』、『ほとりの朔子』、『欲動』等を製作し、数々の映画祭に送り込んだ和エンタテインメントの最新作は、湘南・茅ヶ崎に集まった男女7人の恋模様をアイロニーたっぷりに描いた青春群像劇『3泊4日、5時の鐘』。舞台の中心となる茅ヶ崎館は日本を代表する映画監督、小津安二郎が脚本執筆のため定宿とした実在する旅館である。本作は当館において全面的な撮影が許可された初めての映画となった。創業115年の歴史を持つ風格漂う旅館とまばゆい光を放つ湘南の海が映画を一層魅力あるものにしている。

多彩な俳優陣による見事なアンサンブル

主演は『ふがいない僕は空を見た』(12/タナダユキ監督)、『花宵道中』(14/豊島圭介監督)での好演が記憶に新しい若手女優の有望株、小篠恵奈と国際派女優兼映画監督として近年益々活動の幅を広げている杉野希妃。そのほか、平田オリザが主宰を務める劇団青年団の堀夏子。モデルからテレビドラマ、舞台と多岐にわたり活躍する栁俊太郎。『Babel バベル』(07/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)などに出演、実力派俳優として知られる二階堂智。そして、オーディションによって選出された中崎敏、福島珠理ら新人を起用。スクリーンでは様々なバックボーンを持った俳優たちが見事なアンサンブルを見せている。

監督は27歳の新鋭、三澤拓哉

監督・脚本は茅ヶ崎で育った27歳の新鋭、三澤拓哉。ナント三大陸映画祭グランプリ作の『ほとりの朔子』(13/深田晃司監督)や杉野希妃監督作『マンガ肉と僕』(14)、『欲動』(14)では助監督や制作スタッフとして参加。本作が初メガホンながらロッテルダム国際映画祭をはじめ数々の国際映画祭に正式招待されている。海外メディアからもその手腕は高く評価され、特にその作風はエリック・ロメールやホン・サンス、あるいはウディ・アレンが度々引き合いに出されている。
ギリシャ、シロス国際映画祭で最優秀作品賞を、北京国際映画祭では新人監督によるコンペティション部門で最優秀脚本賞を受賞した。

ストーリー

 夏の日差しが降り注ぐ湘南・茅ヶ崎。海にはサーファーたちが集い、
街からは夏の風情を感じ取ることができる。
 その茅ヶ崎にひっそりと佇む老舗旅館・茅ヶ崎館に花梨(小篠恵奈)と
真紀(杉野希妃)が来る。二人は元同僚で茅ヶ崎館の長女でもある理沙(堀夏子)の結婚パーティーに出席するためにやって来たのだ。

 到着早々、自由奔放な花梨は茅ヶ崎館でバイトする大学生、
知春(中崎敏)を弄ぶが、そんな花梨を生真面目な真紀はたしなめる。元々、花梨と真紀は対照的な性格で相容れない関係だったのだ。

 翌日、自分勝手な行動を取り続ける花梨に対し、ついに怒りをぶつける真紀。
しかし、ゼミ合宿の引率で茅ヶ崎館に来ていた大学教授、近藤(二階堂智)と偶然再会した途端にそれまでの苛立ちはすっかり消えてしまう。真紀は近藤のかつての教え子で、学生時代、真紀は
近藤に好意を抱いていたのだった。
 そこに知春を密かに思う同級生、彩子(福島珠理)や理沙の弟の宏太(栁俊太郎)も加わり、
次第に登場人物たちの感情が複雑に絡まりはじめていく。

キャスト

恵奈 小篠恵奈

1993年東京都出身。『カルテット』(12/三村順一監督)で映画デビュー。『ふがいない僕は空を見た』(12/タナダユキ監督)や、ヒホン国際映画祭グランプリ受賞作『ももいろそらを』(12/小林啓一監督)で注目を浴びる。2013年、『舟を編む』(石井裕也監督)、『終焉少女 LAST GIRL STANDING』』(山岸謙太郎監督)、『四十九日のレシピ』(タナダユキ監督)、『ほとりの朔子』(深田晃司監督)に出演。2014年公開の『物置のピアノ』(似内千晶監督)、『花宵道中』(豊島圭介監督)での好演が評価される。また、舞台『殺人鬼フジコの衝動』(演出:松澤くれは)にも出演し、活動の幅を広げる。2015年は『ストロボエッジ』(廣木隆一監督)が公開。

希妃 杉野希妃

1984年広島県出身。慶應義塾大学在学中に留学先の韓国で女優デビュー。『歓待』(10/深田晃司監督)、『おだやかな日常』(12/内田伸輝監督)など女優兼プロデューサーとして、国内外で脚光を浴びる。東京国際映画祭や台北映画祭で特集上映が組まれるほか、ロッテルダムなど数多くの映画祭に審査員として招待される。2014年、監督第二作『欲動』が釜山国際映画祭で新人監督賞を受賞。2015年は出演作『群青色の、とおり道』(佐々部清監督)が公開された。現在、初監督作の『マンガ肉と僕』が公開待機中。また、主演兼監督作の『雪女』が企画開発中である。

理沙 堀夏子

千葉県出身。2005年桜美林大学総合文化学科卒業。同大学にて演劇を学び、その後劇団青年団に入団 主な出演作に青年団『もう風も吹かない』、『砂と兵隊』、『ソウル市民』、『東京ノート』、『銀河鉄道の夜』、『アンドロイド版 三人姉妹』、映画『ほとりの朔子』(深田晃司監督)など近年は映像作品にも活動の場所を広げている。

知春 中崎敏

1991年石川県出身。幼少期はハワイに4年半住み、その後、北海道札幌市に移り高校までを過ごす。2011年に慶応義塾大学に入学し、在学中から短編映像への出演を始める。(2013年『俺とお前』、2014年『Don’t Care』、web配信ショートムービー『Shutter Moments』等)。2013年の夏には演技を学ぶためニュ-ヨークフィルムアカデミーへ。本作『3泊4日、5時の鐘』(三澤拓哉監督)が長編デビュー作である。現在はUPS(ユナイテッド•パフォーマンス•スタジオ)アカデミーに在学中。フリーランスで活動中である。

宏太 栁俊太郎

1991年宮城県出身。2009年、第24回MEN’S NON-NOモデルコンテストより専属モデルとしてデビュー。2012年『ヴァージン~ふかくこの性を愛すべし~』(吉田光希監督)でスクリーンデビュー。主な出演作に、CM「Here, my Life.」、TVドラマ『仮面ティーチャー』(13/NTV)、『弱くても勝てます』(14/NTV)、『黒服物語』(14/EX)、映画『仮面ティーチャー 劇場版』(守屋健太郎監督)、『5つ数えれば君の夢』(山戸結希監督)、『恋につきもの』(一見正隆監督)、『クローズEXPLODE』(豊田利晃監督)、『HOLY DISASTER』(石田悠介監督)などがある。2015年は『ストレイヤーズ・クロニクル』(瀬々敬久監督)が公開。

彩子 福島珠理

1992年埼玉県出身。県立芸術総合高等学校にて演劇、日本舞踊、クラシックバレエ、声楽など舞台芸術全般を学ぶ。大学では文学部コミュニケーション学科に所属し、身体コミュニケーション学を専攻。2014年から和エンタテインメントに参加、アシスタントプロデューサーとしても関わった『3泊4日、5時の鐘』(三澤拓哉監督)のヒロインの一人、原彩子役で女優デビュー。東京藝術大学大学院映像研究科修士課程映画専攻に在学中。

近藤 二階堂智

1966 年東京都出身。ハリウッド作品 二作目となる『BABEL バベル』(07 /アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督/カンヌ国際映画祭を始め、多数の国際映画祭で賞を受賞)に出演し注目を浴びる。主な映画出演作品に『SP 革命編』(10/波多野貴文監督)、『恋の罪』(11/園子温監督)、『チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像』(14/星野和成監督)など。2015年は『忘れないと誓ったぼくがいた』(堀江慶監督)、『杉原千畝 スギハラ チウネ』(チェリン・グラック監督)が公開。

その他のキャスト

兵藤公美(前川清美)松﨑颯(風間シュン)
花坂椎南(水木帆奈)三澤啓吾(関口克敏) 
ドンサロン・コーウィットワニッチャー(ジョージ)
飯島珠奈(高橋れいか)オノエリコ(水木エリコ)
夏都愛未(松山めぐみ)大崎優花(本井冬子)
三島ゆういち(太田ユウキ)畑野秀明(石井カズヤ)
折田侑駿(木村イチロウ)ジュン(ジョン)
末永典子(永井るりこ)伊藤沙弥香(坂井ゆか)
知念沙也樺(畠山ゆり)石井優月(水木ユヅキ)
高橋俊乃介(青木俊之介)高橋京士朗(青木京士朗)
森浩章(青木恭平)伊藤久美子(関口由紀恵)
三津谷葉子(青木みどり)

スタッフ

三澤拓哉

1987年神奈川県出身。2006年茅ヶ崎北陵高校卒業後、明治大学文学部に進学。2015年現在、日本映画大学在学中。『おだやかな日常』(12/内田伸輝監督)、『ほとりの朔子』(14/深田晃司監督)でアシスタントプロデューサーを務める。杉野希妃監督作『欲動』(14)ではセカンド助監督、『マンガ肉と僕』(今冬公開予定)では制作助手、『少年の夢』(14)ではプロデューサーとして携わり、本作が初脚本・初監督作品となる。

上野彰吾

1960年生まれ。明治大学文学部卒業後、日活撮影所撮影部に入社。前田米造、高瀬比呂志氏らに師事する。崔洋一監督の『東京デラックス』(95)にて撮影技師としてデビュー。 2003年、フリーとなる。代表作に篠原哲雄監督の『月とキャベツ』(96)、『地下鉄に乗って』(06)や橋口亮輔監督の『渚のシンドバッド』(95)、『ぐるりのこと。』(08)などがある。近年では外山文人監督の『燦燦-さんさん-』(13)や杉野希妃監督の短編映画『少年の夢』(14)、朝原雄三監督の『愛を積むひと』(15)でも撮影監督を務めている。

劇場情報

地域 劇場 電話番号 公開日 前売り券取り扱い
東京都 K’s cinema 03-3352-2471 終了
神奈川県 イオンシネマ茅ヶ崎 0467-57-1000 6月11日(土)〜
神奈川県 横浜ジャック&ベティ 045-243-9800 終了
神奈川県 川崎市アートセンター 044-955-0107 終了
長野県 松本CINEMAセレクト 0263-98-4928 終了
大阪府 シネ・ヌーヴォ 06-6582-1416 終了
京都府 京都みなみ会館 075-661-3993 終了
兵庫県 元町映画館 078-366-2636 終了
広島県 八丁座 082-546-1158 終了
広島県 シネマ尾道 0848-24-8222 終了

映画祭情報

第25回シンガポール国際映画祭 アジアンヴィジョン部門 第14回マラケシュ国際映画祭 コンペティション部門 第44回ロッテルダム国際映画祭 ブライトフューチャー部門 第10回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門 ヘルシンキ シネアジア2015 第5回北京国際映画祭 注目未来部門(最優秀脚本賞受賞) 第15回ニッポンコネクション ニッポンヴィジョン部門 第3回シロス国際映画祭 デビュー部門(最優秀作品賞受賞)

予告編

コメント&レビュー

  • さわやかさ、みずみずしさ、この作品が広く世界の映画祭 に歓迎された理由はそこにあると思います。
    佐藤忠男
  • 俺の、茅ヶ崎館を返せー!
    是枝裕和
  • ドキュメンタリーの様に生々しい描写を時折の美しい映像
    が浄化して若者達の想いを伝える三澤監督のセンスに拍手!!
    宇崎竜童
  • そこに集った女たちの感情の揺れが全てを覆い尽くして いく時、この茅ヶ崎館の物語に、新しい“小津節”が始まる気配を感じる。
    足立正生
  • 登場人物たちの情緒や哀愁を捉えているからではなく、ロラン・バルトが提唱した『表徴の帝国』を通じて、『3泊4日、5時の鐘』は私の大好きな映画作家の一人である小津安二郎を思い起こさせる。
    Moumen Smihi
  • キャスト陣によって見事なコメディとなっている。
    FILM BUSINESS ASIA
  • 日差しの注ぐ小さな街を舞台にした軽快なコメディにたくさん笑いがおきた。
    Hollywood REPORTER
  • 登場人物たちの複雑な関係性が巧みに描かれた優れた脚本。
    meniscus
  • 日本の若い映画作家によってこの作品は予想を裏切る非凡な作品に仕上がっている。
    JDD